笑い ー 先ずは形から


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 本当に辛い時に拠り所だったのは、折しもその時は漫才ブームでテレビで放映されていたお笑い番組でした。現実は嫌な事ばかりで生きているのか死んでいるのか分からない心境の中で、その現実を一時忘れて笑うと言うことが真っ暗な中にポッと“生”の明かりを灯す様なそんな感じでした。

 しかし笑っている自分を見て親は「笑っている場合じゃ無いだろう!」と怒るのです。こんな状況で真剣に悩み仏壇の前に座り祈らなければならないと本気で思っているのです。

 悩むということは同じパターンの思考をグルグル繰り返す行為の事です。何も解決にならず自分を苦しめる行為を何故に強要されなければならないのか?親本人が自分だけでやっていれば良いじゃんか、と今ならば思いますが…。

  大人になって笑うことの大切さ、笑顔の大切さを痛感するのです。

 辛い現実を乗り切る方法で、ある方が上司に叱られている状況をコントと捉えて乗り切ると書かれてました。成る程!と思いました。

  楽しいから笑うのではなく、笑顔だから後から楽しい事がついて来るんだよ。これも実際にそうでした。

 何か辛いこと、嫌なことが有れば落ち込んだり腹を立てたりと感情を味わい尽くした先に必ず光が差してきます。夜が明ける直前が一番暗い様に-。

 

 何故、今になってこんな事を書こうかと思い立ったのは或用事で必要な書類を探して、いろんなファイルを出していた時に自分の赤ちゃんの時の写真が出てきたのが切っ掛けです。

 こんなのが出てきたよーと夫に見せると大爆笑されて「全然変わってないね、そのまま成長した感じだね!」と言われました。

 確かに鏡で見る笑顔と写真で写っている笑顔はそのまま同じですが、不思議と「何て笑顔が可愛い赤ちゃん何だろう、この子を幸せにしてあげたいな。」と自然に思えたのです。

 自分を幸せにしていくと決めた、自愛の念が一層深まった出来事でした。